心臓病と暮そう

心臓病の方、また心臓病を予防したいと考える方にとって大切なのが毎日の生活習慣です。一つ一つは大したことのないように思える習慣も、日々積み重なると、とても大きな差になります。

例えば新車を購入した時。丁寧な運転を心がけ、定期的にメンテナンスや清掃をして、調子が悪いとことがあれば早めに修理をする。そうすればかなり長い間新車と変わらない乗り心地を得ることができます。

しかし同じ車でも乱暴な運転、野ざらしの駐車、手入れもせず…これでは車の寿命は短くなってしまいます。人間の体も同じなのです。

ゆとりのない生活、イライラ、ぎっしり詰まった仕事、適当な食生活、タバコ、大量のお酒、慢性的な睡眠不足。これでは、いくら丈夫な体でもやがてはガタが来てしまいます。

また、悪い生活を避けることと同時に積極的に心臓に良い暮らしを送ることが大切です。余裕を持って起床をする、軽い体操を心がける、明日に備えて早めの休息を取るなどを心がけるようにしなくてはいけません。

当サイトでは心臓病と診断された方のために、心臓に負担を掛けない暮らし、また心臓病を予防するための暮らし方をご紹介します。一度今までの生活を見直し、改善する良いチャンスです。是非お役立て下さい。

■心臓病とは長く付き合う覚悟が必要

心臓の病気を時間経過から考えると二つに分けることができます。急性と慢性です。急性とは、数時間から数日で急速に病状が動くことをいいます。急性の心臓病では、わずか数十秒で一気に危険な状態に陥ることがあります。いわゆる急死、突然死は病気が起こってから24時間以内に死亡することです。

慢性というは数ヶ月から数年、長くなると十数年以上にわたって病気が続くことをいいます。症状が出没することもあれば、病気が続いていても無症状ということもあります。急性の病気は、一時的なものですぐに回復することもあれば、その後慢性に移行することもあります。逆になかなか治らない慢性の病気は急激に悪化し、急性の病状に変化することも考えられます。

軽症の急性心膜炎や急性心筋炎などの一部の病気を除き、一般的に一度心臓病になると何らかの障害や後遺症が残ったり徐々に病気が進行するということが多くなります。生まれつきの先天性心臓病、心臓弁膜症、特発性心筋症、狭心症、急性心筋梗塞のどれもが慢性の経過を辿る病気です。症状がなくなったからと、医師に無断で管理治療を打ち切ったりすれば、助かる命を失うことになりかねません。

いずれの心臓病であれ、慢性に経過します。特に虚血性心疾患と言われる狭心症や心筋梗塞は症状が軽くなったとしても一生の付き合いになることがほとんどです。自分の病気をよく理解し、病気と長く付き合う覚悟でゆっくりと治療に勤め同時に生活習慣を見直していく必要があるのです。